まわりのシニアの人たちもどんどんスマホに替えていって、ひょっとしてスマホを使ってないのは私だけ?
と思っているシニアの方も多いと思います。
実際のところ高齢者の方の間でのスマホの普及率ってどれくらいなんでしょうね?
ちなみに私の家族は70代4人のうち、スマホ3人、ガラケー1人です。
なので、スマホの普及率は75%くらいかな?というのが何となくの感覚です。
この記事では、
NTTドコモ モバイル社会研究所のデータから、高齢者のスマホの普及率とその推移
についてまとめてみました。
スマホ所有率は60代で約7割、70代は約5割
まずはこちらのグラフを見てみましょう。(2020年のデータです)
「スマートフォン」のところを見ると60代の69%、また70代の48%がスマホを持っていることになりますね。
70代の方に関してはスマホを使っていない方の方がわずかですが上回っているようですね。
思ったよりはスマホを使っていない高齢者の方もまだまだいらっしゃるようです。
過去5年で普及率は60代で2倍、70代で3倍以上
次に、これまでの推移を見てみましょう。
上のグラフは2015年~2020年の5年間のスマホの普及率の推移を表しています。
60代では33%→69%(約2倍)
70代では13&→48%(3倍以上)
と、それぞれ大きく上昇しています。
まわりのみんながどんどんスマホに替えていく…
という感覚はこの数字にもよく表れていますね。
高齢者のスマホの普及率は今後も上昇すると思われる
今の世の中の流れとして、政府もいろいろな業界も「できるだけスマホを使ってほしい」という流れになっているように思います。
理由としては
- 働き世代の人口が減っており業務も多様化しているので、様々な手続きにかかる負担を減らしたい
- 行政や企業の手続きをオンラインで行うことで紙資源の利用を減らしたい
- マインナンバーカードによる情報管理を進めたい
などが考えられます。
そのため、総務省では2021年以降、高齢者向けのスマホ教室に力を入れることにしているようです。
2021年5月に発表した「デジタル活用支援 令和3年度事業実施計画」によると、
毎年度約5,000箇所で約30万回の講習会を開催し、令和3~7年度の5年間で延べ1,000万人を目指す
引用元:総務省 デジタル活用支援 令和3年度事業実施計画
と書かれています。
現在、70代の方の人口が約1,600万人ほどですが、そのうちすでにスマホを使いこなしている方々を除くと、かなりの割合の方がスマホを使えるようになることが望まれているようですね。
また、携帯電話各社も引き続き、従来の携帯電話からスマホへ替える高齢者を優遇する料金プランを打ち出しています。
そのため、高齢者のスマホの普及率はまだまだ上昇していくものと思います。
高齢者がスマホを使うためのサポートが必要
時代の流れとはいえ、スマホを使うことに不安を持っている高齢者の方がまだまだ多くいらっしゃることも事実です。
家族、行政、業界などいろんな角度からのサポートが大切だと思います。
今後も、高齢者の方がスマホを使うために助けになるような記事を発信していきたいと思います。
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