スマホの操作をカタカナばかりの用語で説明されても高齢者には分かりづらいですよね?
この記事では言葉ではなく直感的なイメージで操作を覚えられるよう解説しています。スマホを使えるようになりたいおじいちゃんおばあちゃんにも、教えてあげたいお孫さんにも役立てていただければ幸いです。
この記事では、高齢者の方々にとって難解なスマホの用語が理解しやすいよう、それぞれの用語についての正確な解説というより、あえて直感的に理解できるような表現を使っています。不正確や不十分な解説に思われる部分もあるかもしれませんが、高齢者の方々の使いみちに的を絞って解説していますので、どうぞご理解ください。
この記事は【操作編】です。
まだ基礎編を読んでいない方は、よければこちらを先にお読みください。
この記事では、スマホでよく使う操作の仕方を「ことば」ではなく、「動き」で解説しています。
言葉の意味よりも直感的な操作を覚えましょう。
①画面を1回、「トン」と指で触れる
(「タップ」と呼ばれる操作です)
- どんな操作? 画面を1回、指で触れる
- どんな時に使う? 画面上の何かを選ぶとき
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スマホの画面の上のマークや文字案内は多くの場合、「電話をかける」「メールを開く」といった役割のあるスイッチのような働きを持っています。
軽く1回、「トン」と触れることでスイッチが入るイメージです
ボタンを「押す」のとは違う感覚です。指で軽く「トン」と触れるイメージと覚えましょう。
②数秒間、画面を指で触れたままにする
(「ロングタップ」とか「長押し」と呼ばれる操作です。)
- どんな操作? 数秒間、画面を指で触れたままにする
- どんな時に使う? 電源の入/切、何らかの操作をするために写真やアプリを選ぶときなど画面上の何かを選ぶとき
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長押しといっても「押す」わけではありません。
数秒間、画面を指で触れたままにするイメージです。
そうしていると①「画面を1回、「トン」と指で触れる」の時とは違う操作が呼び出されます。
「メール」のマークを例にすると
①画面を1回、「トン」と指で触れる→メールを開く
②数秒間、画面を指で触れたままにする→メールのアプリを削除するかどうかを選ぶ
といった具合です。
③画面を指で触れたままスライドする
(「スワイプ」と呼ばれる操作です)
- どんな操作? 画面を指で触れたまま上下左右にスライドさせる
- どんな時に使う? 主に画面上のものをスライドさせるとき
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スマホの画面を紙の印刷物に例えると、画面にすべてが見えているわけではありません。
ページが縦に伸びていたり、左右のページがあったり、上下にメモがあったり…といった感じです。
指で軽く押さえてそれを真ん中に引っ張ってきたり、逆に横にやったり…、
そんなイメージです。
④画面を指で触れて、はじく
(「フリック」と呼ばれる操作です。)
- どんな操作? 画面を指で触れてから、はじくようにする
- どんな時に使う? 主に画面上のものをスライドさせるとき
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③「画面を指で触れたままスライドする」の時と同じく画面上のものをスライドさせる働きがありますが、指で丁寧にスライドさせるのではなく、「ポイ」とはじき飛ばすイメージです。
縦に長いページを読んでいてスライドさせて下の方に読み進めていくことをイメージしてみてください。
③画面を指で触れたままスライドする→指を動かした分だけ画面がスライドする
④画面を指で触れて、はじく→はじいた強さに応じて画面が勢いでスライドしていく
上手く伝えられませんが、そんなイメージです。
⑤2本の指で画面に触れ、指を広げたり縮めたりする
(指を広げるのが「ピンチアウト」、縮めるのが「ピンチイン」と呼ばれる操作です)
- どんな操作? 2本の指(通常は親指と人差し指)で画面に触れ、広げたり縮めたりする
- どんな時に使う? 画面を拡大したり縮小したりする
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画面を指で引き伸ばす感覚を覚えてください。
逆に指を縮めて画面を縮小します。
通常、元の大きさよりも小さくすることはできません。
指紋認証について
スマホが不正に使用されることがないよう本人の指紋を認識させないと使用できないという機能を持ったスマホもあります。
指紋を認識させるにはスマホの所定の場所で②「数秒間、画面を指で触れたままにする」、という操作を行います。
スマホの用語解説【操作編】はいかがでしたか?
①【基礎編】をまだ読んでいない方はこちらもぜひ読んでみてください。
覚えておくと役に立つ③【応用編】はこちら↓
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