今回はボロボロの雨戸を塗装していきます。前回の塗り替えから10年ほど経っているのですが色も褪せ、ペリペリと剥がれてかなり見苦しい箇所もあるため、しっかりと下地処理からしていきます。
雨戸を外さずに閉めたまま作業することもできますが、足場が悪いのと掃除が面倒なので今回は外してガレージで作業します。1800×900が6枚と1450×900が2枚の計8枚です。
手順①養生 塗料がつかないようしっかりと!
雨戸の周囲の枠はアルミなので塗装しません。塗装するラインに沿ってマスキングテープを貼っていきます。このラインがそのまま仕上がりになるので真っすぐに、またスキマのできないように貼っていきます。
今回は幅18ミリの塗装用マスキングテープを使いましたが結論からいうとじゅうぶんな養生ではありませんでした。養生の無い部分にも塗料がはねてしまうためいちいち掃除するのが面倒でした。もっと幅の広いテープがいいみたいです。2列貼って全面養生すれば万全ですね。
塗装する場所の床面にも塗料がこぼれても良いよう養生をします。マスカーを貼り、その上にブルーシートを敷きます。
手順②ケレン 古い塗膜を剥がし、塗装面を荒らす
養生ができたら「ケレン」という作業を行います。剥がれかけた古い塗膜の上に塗装しても下地に密着しないので剥がせるかぎり剥がしていきます。また表面に細かなキズをつけることで塗料の密着も良くなるのだそうです。
サンドペーパー(紙やすり)の60番と120番を使ってみました。下地の状態が悪くなければこれでも十分だと思いますがとても地味でシンドイ作業です。
マジックロンという研磨タワシを使うと早いです。ただし、金属をこする時のイヤ~な音がします。120番の粗目を使いました。
8枚全部ケレンするのに半日近くかかってしまいました。でもこれが一番大事な作業です!
初めて塗装する時や下地の状態が良い時はたぶんここまで時間かからないでしょう。
最後に水洗いして乾かします。
手順③下塗り
雨戸の塗装部分は鉄なので下塗り材としてサビ止め塗料を塗っていきます。
エスケー化研の「マイルドサビガード」を使用します。油性の塗料なので「塗料用シンナー」で薄めます。
希釈率が指示されているのでマニュアル通りに塗料用シンナーで希釈し、じゅうぶんに撹拌します。
枠の内側や雨戸の波形の部分にもきちんと塗料が入るよう塗っていきます。
8枚すべて塗るのに3時間くらいかかりました。
ちなみに今回は刷毛で塗りました。ローラーも試してみたのですがあまり表面がきれいにならないような気がしたので。
塗装屋さんは吹付で塗るみたいですね。
手順④中塗り~上塗り
中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。
エスケー化研の「クリーンマイルドシリコン」です。2液性なので使う分ずつ混ぜて作ります。こちらもきちんと分量を計量器で計って混ぜていきます。
今回、1800×900が6枚と1450×900が2枚で、4㎏セットでほぼピッタリでした。
中塗りの時にはサビ止めの白が少し透けて見えるところもありますが、厚く塗りすぎるとタレてしまうので難しいところです。
中塗りと上塗りの間隔は時間をおいてしっかりと乾燥させなければなりません。上塗りは翌日に塗りました。
今度は下の白が透けないよう気をつけながら塗っていきます。
完成!!
DIYにしては上出来か?!と自画自賛。
素晴らしいツヤです!
このあと養生を取って、掃除して完了です。
今回かかった費用です。
クリーンマイルドシリコン4㎏ | ¥7810 |
マイルドサビガード16㎏ | ¥8030 |
塗料用シンナー16L | ¥2860 |
刷毛 2本 | ¥280 |
サンドペーパー 2枚 | ¥150 |
ローラーバケツ | ¥1200 |
塗装用マスキングテープ | ¥380 |
合計 | ¥21188 |
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